2020東京五輪代表を目指すレスリング・阪部創選手。
2018年6月に開催された全日本選手権でドーピング検査で陽性反応があり、
禁止薬物を摂取したという理由で資格停止処分を受けていました。
しかし、2019年2月にドーピング処分取り消しとなっていました。
さらにその後、阪部創は資格停止処分の原因ともなった服用した薬の医薬品会社を提訴することとなったのです。
一体何があったのでしょうか!?
阪部創 プロフィール
2020年東京五輪出場をかけたレスリング世界選手権の代表選考会、全日本選抜選手権が13日、開幕しました。写真は同階級準々決勝で、泉武志(手前)からポイントを奪う阪部創です。
写真特集→https://t.co/EawIZRrQ6i pic.twitter.com/UsggSfEp3e— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) June 13, 2019
阪部創 PROFILE
生年月日:1993年10月19日
出身:和歌山県
身長:178cm
出身高校:紀北工業高校
出身大学:神奈川大学
所属:自衛隊
阪部創 レスリング経歴
【優勝】
2019年全日本社会人選手権
阪部創から検出されたアセタゾラミドとは?
経歴を見ていただけるとわかると思いますが、 阪部創選手は素晴らしい成績を残されているため2020東京五輪の選手候補です。
今回服用した薬は、医師の診断の元に処方された胃腸薬が原因だったようです。
胃腸薬に含まれていたのが「アセタゾラミド」でした。
緑内障などの治療で利用される他、利尿作用があり筋肉増強剤の使用を隠す場合にも使われるというのです。
禁止物質に指定されているのです。
阪部創選手は減量後の食事で胃腸に負担がかからないようするため服用していた胃腸薬であるため、
故意の摂取ではないと判断され処分が撤回されたのでした。
阪部創選手が医薬品会社を提訴
阪部創選手は服用したジェネリック医薬品の製造会社であるの沢井製薬と陽進堂を提訴したという報道がされています。
約6000万円の損害賠償金を求めているとのことですが、日本国内でドーピング問題で裁判まで発展するのは初めてとのこと。
改めてアスリートが口にするサプリメントや医薬品などの摂取には細心の注意が必要であることが今回の一件で実感されました。