日産自動車元会長のカルロスゴーン被告の逃亡を手助けしたとして、
アメリカ在住のアメリカ人2人が逮捕されました。
なぜ逃亡した張本人は逮捕されないで、
手助けした人物が捕まるのかという疑問がある方もいるかも知れないが、
日本はアメリカ合衆国との間で犯罪人引渡し条約を結んでいるが、レバノンとは締結していないのです。
ちなみにですが犯罪人引渡し条約を結んでいる国はわずか2カ国でアメリカ合衆国(70カ国と締結)の他に大韓民国(25カ国と締結)です。
マサチューセッツ州で逮捕されたのは親子2人でした。
父親のマイケル・テイラー(Michael Taylor)と息子のピーター・テイラー(Peter Taylor)です。
マイケル・テイラーについてリサーチしてみました。
マイケル・テイラーのプロフィール
右手前に映るのがマイケル・テイラー被告です。
自宅があるのはマサチューセッツ州ハーバードで1戸建に住んでいます。
現在年齢は59歳であることが判明しています。
さらに会社経営もされており2014年に設立した『Vitamin1』のCEOです
『Vitamin1』はノンシュガーで元特殊部隊経験者が開発に携わり
電解質、ビタミン、糖分のバランスが適正に保たれ飲料だと売りにしています。
Vitamin1とは?
また、マイケル・テイラーが元特殊部隊経験者であることが判明しましたが、
もう少し詳しい経歴がわかりました。
マサチューセッツ州の高校を卒業後にアメリカ陸軍に入隊するとて陸軍特殊部隊群に配属。
陸軍特殊部隊群とは通称グリーンベレーです。
専門はテロ対策で、他にもパラシュート部隊などで約4年間兵士として活動。
1982年にはレバノンで活動した実績もありました。
退役後はアメリカ国防総省との契約で民間軍事会社AISCの代表を務めていましたが、
アフガニスタン軍コマンド部隊の訓練に関する契約で入札に不正行為があったと捜査が開始されたが
捜査を妨害する目的でFBI捜査官の1人に賄賂を贈ったとの容疑で有罪判決がされていました。
2年の実刑判決
マイケル・テイラーは結婚し子供がいる
マイケル・テイラーはレバノン出身の夫人であるラミアさんと1985年に結婚。
3人の子宝に恵まれています。
息子たちも『Vitamin1』の設立に関係していることがわかっています。
3人の息子のうち2人は現在も学生でレバノンに在住しているんだそうです。
また、今回の逮捕で名前が判明した息子のピーター・テイラー(Peter Taylor)です。
ピーター・テイラーが名門私立高校のローレンス・アカデミーに通っていたのかどうかはまだわかっていませんが、
マイケル・テイラーは2008年に息子の通う高校でアメリカンフットボール部のヘッドコーチに就任したという記事をみかけました。
2011年までコーチを務めていましたがスカウトに関して、ある疑惑が持たれていたことがあるようです。
収監された経験やレバノンという国への思い入れなど、ゴーン被告との共通点もあり手助けしてしまったのだろうか。