新型コロナウイルスでイタリアには多数の犠牲者が出ています。
そんなイタリアで話題の日本人がいます。
日本人バイオリニストの横山令奈さんです。
クレモナ街のシンボルより奏でた祈りのメロディーを町の人々へ届け、
また病院の屋上で医療関係者らを勇気付けるため演奏を続けるなどし注目を集めているのです。
横山令奈 プロフィール
1987年生まれで2020年に33歳になります。
出身は大阪府箕面市で。
両親の指導のもと7歳よりヴァイオリンをはじめます。
実は両親がヴァイオリン教室を営んでいたのです。
父親の名前は横山莞五さんで、母親は清水玲子さん。
母親の清水玲子さんは横山令奈さんが25歳の時に病気で亡くなられていました。
また父親の莞五さんもその後亡くなられています。
両親の意思を継ぎ姉妹でヴァイオリニストとなったのでした。
※以下、公式プロフィールより引用させていただきます。
2006年よりイタリアに留学、
ラウラ・ゴルナ氏師事のもと2011年クレモナ モンテヴェルディ音楽院を審査員一致の満点(dieci e lode)で卒業。
イタリアを中心にヨーロッパ各地の重要な劇場、音楽フェスティバルで演奏し好評を得る。 2010年フィレンツェ・クレシェンド国際コンクールソロの部で1位を受賞。
2015年イタリア・ロスピリオージ室内楽コンクールで1位と観客賞を受賞他、数多くの国際コンクールで優勝、入賞を果たす。
2016年11月にベートベンのピアノトリオOp.70 n.1「幽霊」とOp.97「大公」を収録したCDが発売される。
2017年3月クレモナ・モンテヴェルディフェスティバル、モンテヴェルディ生誕450年を記念して行われたイベントで、
クレモナ市を代表し、ブリュッセルEU本会議場にてクレモナ市所有のストラディヴァリウスを演奏した。
横山令奈は恋人と音楽グループを結成
横山令奈さんは現在トリオカノン(Trio Kanon)という音楽グループで活動しています。
恋人の名前はディエゴ・マッカニョーラ(diego maccagnola)。
イタリア人でピアニストとして活躍されています。
2018年トリノのピネローロ-トリノ国際室内楽コンクール(ジュネーブ国際音楽コンクール世界連盟)において第1位、
合わせてブラームス作品最優秀演奏賞“Premio Cerutti–Bresso”、観客賞を受賞。
横山令奈の妹とは?
妹はヴァイオリニストの横山亜美です。
姉の横山令奈さんが18歳でクレモナに留学したことに影響を受け、
自身も高校卒業後にクレモナの音楽院へ留学。
当時は姉妹というよりもライバル関係にあったということです。
姉を追う妹と妹に負けまいとする姉。
お互いに刺激し合いながらヴァイオリン技術を磨き、
妹の亜美さんは母親がなくなったことをきっかけに日本に戻りヴァイオリン教室を継ぐこととなったのでした。
2人は現在は大変仲が良く共演も果たされています。