大相撲の東関部屋の師匠で2代目・東関大五郎がなくなられました。
血管肉腫という病気で41歳という若さでした。
現役時代の四股名は潮丸元康。
一体どんな人物だったのでしょうか??
東関大五郎 プロフィール
潮丸元康 PROFILE
四股名:潮丸元康(うしおまるもとやす)
生年月日:1978年5月11日
出身:静岡県葵区
身長:177cm
体重:161kg(現役時代)
所属:東関部屋
東関大五郎の経歴は?
小学校時代にはソフトボール、安倍川中学校では軟式野球をしていました。
もともと体が大きく4番バッターを任されていたのです。
また、真面目な性格で責任感もあったために生徒会長を任されていました。
そんな東関親方が相撲の世界に足を踏み入れたのは1代目東関大五郎である元関脇の高見山からの誘いがあったことでした。
母親に少しでも楽をさせてあげたいという気持ちで中学校を卒業と同時に東関部屋に入門します。
初めて土俵に立ったのは1994年3月で16歳の時でした。
その後、十両優勝と幕下優勝を1回ずつ経験し、
最高位は西前頭10枚目となっていました。
しかし現役時代は左膝の怪我に悩まされ、思い通りの相撲ができないこともしばしばでした。
そして2009年東十両7枚目出迎えた5月場所で引退を表明し、
その年に13代東関を襲名して東関部屋を継承したのでした。
通算成績は482勝448敗51休
勝率は.518です。
東関大五郎は結婚し嫁がいた。おかみは美女。
東関親方の奥様は真充(まみ)さんと言います。
1979年8月生まれで現在は40歳です。
兵庫県芦屋市出身の上品でお美しい女性です。
美容専門学校講師として勤務していた時期に交際を始め、2007年5月に2人は結婚していました。
2人の間には、2018年1月31日に長女のひかりちゃんが誕生していました。
娘さんのことが可愛くてしかたなかったはずです。
東関親方の病気とは一体なんだったのでしょうか?
東関大五郎は長年病気で苦しんだ
東関親方は2012年12月25日に胸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)で入院して手術を受けています。
手術後は1か月以上も入院していた。実はこの病気は難病で脚のしびれを伴う病気のようです。
後縦靱帯骨化症とは、椎体骨の後縁を上下に連結し、背骨の中を縦に走る後縦靭帯が骨になった結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が押されて、感覚障害や運動障害等の神経症状を引き起こす病気です。骨になってしまう脊椎の部位によってそれぞれ頚椎後縦靱帯骨化症、胸椎後縦靱帯骨化症、腰椎後縦靱帯骨化症と呼ばれます。
手術後は、良くなったようなのですが2018年末から体調を崩し、
入院生活を余儀なくされました。
その原因となったのが血管肉腫だったのです。
血管肉腫とは、血管の内皮細胞から発生するがんのことです。珍しいがんですが、体のいたるところにできる可能性があり、皮膚に生じることが多いです。
特に高齢者の頭皮にできることが多く、極めて悪性度が高いがんでもあります。がんは短期間で大きくなり、さらに転移も生じやすく、予後の極めて悪い非常に重篤な病気です。
そして2019年12月13日21時52分に旅立たれたのでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。